ラベル・ベジャール・ワリエワ
大曲ボレロはワリエワ選手の個性を最大に発揮できる選曲と思う。昨シーズンのテストスケートで初めて見て以来多くのアーチストによる名演に並ぶ作品になると期待しながらGPS露杯までの10試合を見てきた。
大曲ボレロはワリエワ選手の個性を最大に発揮できる選曲と思う。昨シーズンのテストスケートで初めて見て以来多くのアーチストによる名演に並ぶ作品になると期待しながらGPS露杯までの10試合を見てきた。
前回2015年には19才でファイナリストとなった小林愛実さんはすっかり素敵なピアニストとなって登場した。演奏は壮大で力強くなったように感じた。
3次審査の前奏曲は渾身の演奏だった。情念が込められていて、かつ音は一つひとつ無駄なくミスなく丁寧に響いていた。進むにつれてうねりが大きくなり次第に24曲全体の壮観が描かれてゆくようで感動的だった。