シーズン開幕にあたり注目選手についてみてゆきたい。最初は昨シーズン大躍進した紀平選手。
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NHK杯で五輪金を口にした紀平選手 - 実力は十分だと思うが戦略面、特にコーチ力と連盟力に疑問がある。
日本の連盟の力は極端に弱いと思われる。日本企業による国際スケート連盟への財政面での貢献はおそらく最大であろう。しかし競技ルールや指針変更等その他の重要な運営や開発方針に関する発言力も影響力もましてやリーダーシップなどほとんど皆無ではないだろうか。昨年スペインでのISU総会で採決された日本の提案件は大勢に影響のない単純なルール変更だった。もっと重要な案件の議論に参画できていたのがどうか甚だ疑問である。日本の代表が世界の舞台に上がるとお金は出せても口も手も出せない、というのはスポーツ界に限ったことではないが-ひときわ旧態依然としたフィギュアスケート界では日本の連盟代表は飾りの殿様となっているのではないかと容易に想像される。
さいたまワールドでの男子のアメリカ勝利について陰謀という言葉を見かけたが米国には通じそうにない。他国ジャッジへのロビー活動、国際試合へ送り出すジャッジを誰にするか、メディアの加勢等、彼らからし