2019-12-31

GPFと全日本 1


Origin in Torino

2年ぶりの4Lz、きまれば史上初?の3A+3A+SEQ、初めてのクワド5本...今思い出しても目まぐるしい試合だった。シーケンスが抜けたのは残念だった。良かったのは5本入ったことと4Loと4Lzが共存できたこと。2017年のGPロシア杯で同じようなFS構成(当時はジャンプは8エレメンツで全部で13エレメンツ)を予定していたが試合ではできなかった。

2019-12-03

GPシリーズを終えて雑感 ②



モントリオール・ワールドのレフリーとテクニカルパネル

前記事で触れたISUの文書2265にはISUチャンピオンシップ戦についても五輪と似たような規定が綴られている。1位から5位に入りそうな選手の国からはレフリーとテクニカルパネルが選ばれない、とある。

GPシリーズを終えて雑感 ①


ジャッジング全般

フィギュアの試合はジャッジ込みで観ている。参戦側の調子、出来具合に加えてどの国のどのオフィシャルが入るかは試合結果を大きく左右する。良いか悪いかは別として政治や戦略は必ず存在するという前提で見ている。

2019-11-05

シェルバコワ、トルソワ、コストルナヤのGPデビュー

3人のデビュー戦は予想通りの試合展開となった。CS戦のロンバルディア杯から始まり「シェルバコワ~トルソワ~コストルナヤ」の順番でフィギュア界を襲った大波はすでに2回発生。そして今週末からのGPS後半戦でもう1回巡ってくる。

2019-11-02

ISUのイニチアチブ2件とSCのOrigin


PCS採点の改善

前記事で紹介したチャンピオンシップのジャッジ抽選は毎年10月ISUのカウンシル会議開催に伴って行われるが、今回の会議で評議・決定された内容に朗報と思えるイニシアチブがあった。文書2289で決議内容の一部が公表されている。

2019-10-18

CS戦など - 色々メモ










ACIのOrigin

2年ぶりにLzが試合に入って良かった。昨季はゼロ、五輪イヤーも跳んだのはACIの1Lz、GPロシアの4Lzと平昌の3Lz、と3本だけ。

上体と足元も随所に新たな振付けが見られた。薔薇の精のイナバウワーはいつ見ても圧巻。コレオ終盤ハイドロからフライングスピン(FCS)へ直接入っていたのは調子が良かったからだろうか~昨季は前半2戦、ACIとGPヘルシンキ、だけだった。後半のジャンプ構成はいずれグレードアップするのであろう。3A+3A+SEQが登場するかもしれない。

2019-10-02

Miyahara, Nichol and Bayless for Schindler’s

Satoko Miyahara at the exhibition at 2018 Skate America













Satoko Miyahara debuted her programs for this 2019-20 season at the US International Classic competition held in Salt Lake City in Utah, USA.

2019-09-10

宮原知子 - 世界一美しい演技

宮原選手の演技を初めて見たのはシニアに上がる前年であった。細かい所まで振付けが行き届いていて、優雅な上体の動きをしながらもスケートはよく滑っているな、と思った。

年々気品高く美しい所作に磨きがかかり五輪イヤーあたりからはスピードも増したようにみえる。「さゆり」「蝶々夫人」「小雀に捧げる歌」「Invierno porteño」などどれも珠玉のプログラムである。

各国の解説者は宮原選手の特質を良く理解している。

2019-09-03

紀平梨花 - 実力は十分、疑問は連盟とコーチの力量に ②


前回に続いて紀平選手のコーチ環境について話題と考察。

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今や濱田コーチはノービスからジュニアぐらいまでの躾と基本教育においては世界のトップコーチの一人だといえるだろう。しかし心身共にグングン成長しているシニア選手を五輪チャンピオンになるまでコーチする裁量は十分にあるだろうか?

紀平梨花 - 実力は十分、疑問は連盟とコーチの力量に ①


シーズン開幕にあたり注目選手についてみてゆきたい。最初は昨シーズン大躍進した紀平選手。

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NHK杯で五輪金を口にした紀平選手 - 実力は十分だと思うが戦略面、特にコーチ力と連盟力に疑問がある。

日本の連盟の力は極端に弱いと思われる。日本企業による国際スケート連盟への財政面での貢献はおそらく最大であろう。しかし競技ルールや指針変更等その他の重要な運営や開発方針に関する発言力も影響力もましてやリーダーシップなどほとんど皆無ではないだろうか。昨年スペインでのISU総会で採決された日本の提案件は大勢に影響のない単純なルール変更だった。もっと重要な案件の議論に参画できていたのがどうか甚だ疑問である。日本の代表が世界の舞台に上がるとお金は出せても口も手も出せない、というのはスポーツ界に限ったことではないが-ひときわ旧態依然としたフィギュアスケート界では日本の連盟代表は飾りの殿様となっているのではないかと容易に想像される。

さいたまワールドでの男子のアメリカ勝利について陰謀という言葉を見かけたが米国には通じそうにない。他国ジャッジへのロビー活動、国際試合へ送り出すジャッジを誰にするか、メディアの加勢等、彼らからし

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