2021-12-17

Tosca

フローリア・トスカ

トルソワ・フリーダからサトコ・トスカへ。スパニッシュからイタリアンへ。

宮原選手はスケートアメリカでもグランプリイタリアでもスタートポジションで曲の出だしを口ずさんでいた。唇がかすかに "Vissi d'arte"(ヴィッシ ダルテ)と動いている。

2021-12-09

Frida

 フリーダ・カーロ

「そして彼女は立ち上る炎」という歌詞で始まるのはトルソワ選手のSP。

映画「Frida」サントラの1曲 Benediction and Dream(祝福と夢)の冒頭である。女性ボーカル Lila Downs(リラ・ダウンズ)の叫ぶような歌声が会場に響き渡り一気に観客の心を掴む。情熱のステージが氷上にセットアップされる。

2021-11-28

Bolero x 10

ラベル・ベジャール・ワリエワ

大曲ボレロはワリエワ選手の個性を最大に発揮できる選曲と思う。昨シーズンのテストスケートで初めて見て以来多くのアーチストによる名演に並ぶ作品になると期待しながらGPS露杯までの10試合を見てきた。

2021-11-07

Chopin2020 - 2 芸術の秋

ブリリアントなピアニストたち

前回2015年には19才でファイナリストとなった小林愛実さんはすっかり素敵なピアニストとなって登場した。演奏は壮大で力強くなったように感じた。

3次審査の前奏曲は渾身の演奏だった。情念が込められていて、かつ音は一つひとつ無駄なくミスなく丁寧に響いていた。進むにつれてうねりが大きくなり次第に24曲全体の壮観が描かれてゆくようで感動的だった。

2021-10-30

Chopin2020 - 1 国家の大イベント

1年延期となったショパンコンクールは10月2日のオープニングコンサートで始まり23日の入賞者ガラコンサートで終了。YTのライブストリームは4K(2160p)!!で思う存分見れて聞けて楽しんだ。

ネットのコンテンツも十二分に充実していてクオリティも高い。内容の濃い高水準のエンターテイメントを満喫した。

コンテスタントの演奏は素晴らしかった。前回2015年よりも数段レベルが高い印象だった。そして何よりも- 観客や運営の様子などからショパンを敬愛し誇りに思う人々の情熱が伝わってきた。

2021-09-15

露テストスケート & ロンバルディア杯

女子選手6人

今やロシア女子の国内戦は他のどの国よりもレベルが高い。GPSより高い。

9月でまだまとまっていない部分があっても- スコアは公開されない(採点しない?)テストスケートでさえシーズン開幕してから見た他の選手のどの演技よりも技術はもとよりプログラム内容が濃い。昨年は練習着が多かったが今年は全員衣装・メークを整えている。他国の2歩も3歩も先を進んでいる感。

2021-09-08

東京五輪など3 エンターテイメント色々

Paris2024

パラリンピックの競技も少し見れた。五輪のモットー「Faster, higher, stronger – together」からすればスピード、高さ、力強さは及ばずともパラリンピックならではのワザがあったりと充分見ごたえがあった。

2021-09-03

東京五輪など2 モラル競争の勝者と敗者

モラル競争のメダリスト

「理解されないオリンピックになりつつある」と最大のスポンサーが言うと「理解してもらえるように」とエコーを返す主催者側。モンキービジネスかと思ったものだがそれ以上詳しい報道は出ず具体的に何かを改善したかどうかは分からない。

2021-08-24

東京五輪など1 観戦メモ & 文化大国

競技観戦

五輪の観戦とニュース追い、ワクチン接種、夏バテなどで気が散ったりのんびり過ごしたりで書き始めて仕上げることができない記事が数本たまってしまった。

オフシーズンでもフィギュアの話題も多く情報を上げてくださる方々のお陰で色々読んだりで気が付けば冬季五輪シーズン21-22が始まっている。

2021-05-27

五月の雑感あれこれ3 島の国

北京五輪女子戦のレフリー、TC、TS、ATS

ストックホルムワールドの女子戦で坂本、紀平選手が6位と7位だったことで北京五輪へ決まった事が2点ある。一つは出場3枠を確保したこと。もう一つは-

北京五輪のレフリーとテクニカルパネル(TC、TS、ATS)の4席の一つに日本が任命される可能性がでてきた事である。

2021-05-16

五月の雑感あれこれ2 4Aの衝撃

WTTジャッジパネル

ジャッジ任命&派遣の件で混乱した情報が出回り多くの誤解を招いた様子。

ISUの一般規定フィギュア規定によればレフリー、テクニカルパネル、GOE&PCSジャッジの任命規定は以下の通り。

2021-05-12

五月の雑感あれこれ1 音に触れる

紀平梨花選手

世選、WTT後の話が気になった。

「FSで夜型にしておくべきだった、ジュニア時代にもやってしまった調整不足。」
「イチから本気でやり直したい」

2021-03-25

ストックホルムワールド 3 男子SPと女子・男子FSジャッジ など

男子SP

昨年プログラムが発表になってから Let me entertain you をブリティッシュロックのミックスに入れてよく聞いている。古典のクイーン、ELPやビートルズに混ざって出てくるとBロックサウンドらしさが際立つ。

昨年末は伝説?の2003年ネブワース・コンサートを見た。ワイルド極まりない。オープニングは Let me entertain you。3日間で30万人以上集まったらしい。

2021-03-24

2021-03-22

ストックホルムワールド 1 ジャッジパネルと女子戦

レフリー、テクニカルパネル、ジャッジ

いよいよ開催となった世界選手権。様々な意味で前例のない大会である。安全第一、健康第一で万全の運営を願っている。

昨季のGPFやISUチャンピオンシップではテクニカルパネル発表は競技開始の前日だったりと随分遅かったが今回は現地の22日(月)に上がっていた。

2021-02-08

全米選手権など雑感

全米選手権の女子

今の世相で一番安定して練習&メンタルを整えられそうなテネル選手が優勝した。リショー氏の振付けも数年になり情に訴えるよりもクールな雰囲気の演技が板についてきた感。ジャンプの入りと出に難しい動きをしていて充実した練習ができていることが伺われた。

2021-01-12

全日本選手権など

女子の熱演

宮原選手のトスカは編曲も振付けも素晴らしかった。気品ある演技はファンタスティコ!最初のポーズは絵画を見ているようでカバラドッシがトスカを思いながら肖像画を描いていたことを想起させた。

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