役員選挙
人事選考のプロセスが興味深かった。会長立候補者の話はライブ配信で全員聞いた。
新会長に若手が就いて良かった。米国の候補者と共にプレゼンテーションが良かった。
フィンランドの候補者は会長、副会長、評議委員の3職に立候補していたがプレゼンではバンケット等?でドレスアップした写真をいくつも出してビューティ・パジェントか何かと勘違いしているような印象。肝心の将来のビジョンやリーダーシップを発揮したい分野などの内容が薄かった。評議委員選では他に良いと思った人が複数いたがその人たちを退けて選ばれてしまった。
テクニカル委員に初当選となったスウェーデン人はストックホルムワールドと北京五輪で女子戦のTCを務めた人物。露女子の技術判定でエラーを容認し不当な高評価をしてチャンピオンを作ってしまったTCである。
当分露選手がいない状態で忖度対象がいなくなり技術判定の偏向度をどこに向けるのだろう。モンペリエワールドでは男子のジャッジ席に座っていた。役員に当選しこれから何をするのだろう- と思っていたら早速週末のクランベリー杯の女子戦にTCとして入っていた。
スポーツの国際組織
虚栄心が強かったり政治力に簡単に与する人物が役員になる事が好ましくないのは当然だが、これらのポジションは全て投票で決まる訳で結果は各国連盟の総意であり結局は彼らの意識の程が伺われることになる。
前回スペインでの総会(2018年)を見た時も感じたが世界の様々な国をメンバーとする組織の運営の大儀は良く分かる。
民主主義に基づいた選挙など存在しない様な独裁国に普段は生きている人々も国際会議に来て立候補者たちを吟味し投票せよと言われるのだから、どのような思考回路を持って選挙&投票に参加しているかは想像しがたい。
また文化・習慣やイデオロギーの違いをいう前に言葉の壁もある。英語を母国語としない人々が多い中で会議を進めるにも異常な努力と忍耐がいることも見える。
スポーツの国際連盟の苦労と問題は永遠に尽きず、JSFでは2、3年前から会長職にベテランの国会議員が就いていることも一理あると思われる。
新人事のプレスリリースはこちら。
ISU文書:2022-06-10 Press Release
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