2022-01-28

五輪前の雑感あれこれ2 北京五輪のオフィシャルズ

オフィシャルズ発表

2020-02-02 追記1
オフィシャルズ・リストが1月30日付けで更新され、HUNのジャッジ(ペア戦)が入れ替わりBELのジャッジ(女子戦)が居なくなっている。PDFリンクは同じで新しいバージョンを見れるので最新情報は常にそちらで確認願いたい。

北京でテクニカルパネル(各試合レフリー、TC、TS2人の4名)とGOEとPCSを採点するジャッジ(各試合13名)の名前が発表された。右コラムにもリンクを追加した。

IOC: Competition Officials

前記事であげたハイライトポイントをもう一度。

* 愛しの(笑)ローリー・パーカーがいない

* 米連盟前会長のサミュエル・オクシアもいない

* アナザーアメリカン、ダグ・ウイリアムズもいない

* イタリアンマン、トイゴもいない

* オカベはレフリーをやるがISUの規程(2265)で男子には入らないハズ

* マエダとクボタがジャッジとして男子とペアに入る模様

* もう一人の愛しのジャッジ、メキシカンのサーシャ・マルティネスが男子に入る

以下テックパネルとジャッジのアサイン予想はISUのオフィシャルズリストのデータと照らし合わせて行った。あくまで個人的な予測であることをご了承願いたい。

ISU: 2420 List of Officials for 2021/22

レフリーとテクニカルパネル

こちらが男子戦のパネル予測。




レフリー、TC(テクニカルコントローラー)、TS(テクニカルスペシャリスト)ATS(アシスタントテクニカルスペシャリスト)の4国は抽選ではなくISUに任命される。任命されるのは国であり各国の連盟が誰を送るか決めるという手順と思われる。

何回か紹介してきたが(2019年12月3日付記事2021年5月27日付記事)抽選で選ばれるジャッジ国と違いこのレフリー、TC、TS、ATSの4ヵ国は試合開始直前になるまで一般に公表されない。GPSやISUチャンピオンシップ等他の試合でも同じである。

今回公表されたISUレフリー役を務める4人は-

BIANCHETTI Fabio (ITA)
OKABE Yukiko (JPN)
SAARELAINEN Mika (FIN)
ZAYDMAN Albert (ISR)

となっている。

この内アイスダンスのレフリー資格を持っているのはフィンランドのサーレライネン氏だけ。他の3人が男子、女子、ペアに入ることになる。

また五輪前年の世界選手権で1位から5位に入賞した選手国からはレフリー、TC、TSは選ばれない、というISUの規程により男子戦は岡部氏以外のビアンケッティ氏かザイドマン氏がレフリーとなるはずである。

どちらになるかは現時点で断定できる情報はなく試合前日頃?リザルトページがアップするまで分からない。

ご存知の通りイタリアのビアンケッティ氏はISUの技術委員会委員長。イスラエルのザイドマン氏はダンスのジャッジ資格も持っているベテラン。平昌五輪では男子FSの他ダンスで団体戦・個人戦と何回もジャッジ席に座っている。

男子戦のTC(コントローラー)にはビロウ氏(スウエーデン)かフゥアング氏(中国)が入ると予測される。

ビロウ氏は15年以上の審判歴がある。ストックホルムワールドでは女子戦のTCを務めた。今回五輪は初めてである。ストックホルムワールド女子戦の技術判定の偏向度はかなり高かった。ロシアのシェルバコワ選手をチャンピオンにしたのはTCの働きが最大に貢献したと見ている。技術判定が正しいか少なくとも公平であれば優勝はおろか表彰台も難しかっただろう。

フゥアング氏は平昌五輪でペアのジャッジをやっている。先のエストニアでの4CC女子戦でTCを務めた。全般に甘い技術判定に見えたが特定の選手に甘い/厳しいという事はなかった印象である。

TSとATSは試合においては役柄が分かれているが資格としては同じテクニカルスペシャリストである。試合によってTSをやったりATSをやったりしている。またTCとTSはシングルス、ペア、ダンス、シンクロの4部門別々の資格となる。

男子戦のTSとATS2席に入る可能性があるのは5人。今の所、特に印象に残っている人物はいないが詳しくリサーチすれば経歴など分かってくるだろう。

女子戦のパネルはレフリーに岡部氏が入る可能性がある以外は男子と同じ。




ペアのTCとTS/ATSの1人(USA)は確定のはず。

 

 

アイスダンスはこれで決まり?







 

 ソチ五輪の団体戦・個人戦のTC、TS、ATSの3人と全く同じ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャッジ13人

昨年9月の抽選で決まったジャッジ国に一部変更があった。

ISU2428: 2021-09-28 国別選手枠数とジャッジ抽選結果
ISU2454: 2022-01-27 追加抽選と変更

男子と女子のジャッジ予想は-




 

手続き上、ジャッジ名の提出は10月8日までだった。GPS開始前であり選手らのコンディション、試合展開、採点傾向など今季の様子見をする前に派遣が決められたことになる。

カナダのハンター氏はよく出てくる。平昌五輪では男子SPに入った。カナダは男子、女子、ペア戦に抽選されていて3人のうち誰がどの試合にサインされるかはリザルトページがアップされた時点で分かる。

ポイントでも上げた通り日本の前田・久保田氏のいずれかとメキシコのマルティネス氏が男子戦でどう出るか注目である。SPかFSどちらの採点に入るか、それとも両方に入るか当日の抽選で決まる訳だが著しい採点傾向をもつジャッジ達の影響は多大である。

男子戦の抽選にもれたアメリカは女子、ペア、ダンスに入ってくる。ランドグレン氏はストックホルムワールド男子戦FSで自国の選手に高得点を与えたジャッジ。今回は到来なきパーカー氏の役割を演じるのだろうか。

ロシアの3人もお馴染みのベテランジャッジ達である。直感ではアンドリーバ氏がダンス、フォミナ氏が女子でコゼミアキナ氏がペアに入る予感がしている。














 

ダンスジャッジに入る予定だった日本がwdとなり代わりの抽選はやらなかったのか今の所12ヶ国しか見えない。規則はどうなっているのだろう。ロシア以外の11ヶ国は確定と思われる。

各審判員の試合経歴や採点動向の詳細は個人のブログで記録されデータベース化されている。地道な作業を絶やさず情報を収集し提供し続けてくれ本当に有難いブログ、有難い方々だ。

ブログリンク:スケーティングスコア

ブログリンク:リンクリザルト

 

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