世界記録の更新
昨シーズンは男子、女子、アイスダンスのSP・FS・トータル全てが更新された。
コストルナヤ選手を見ていると幼少期のスケーティング教育がいかに大切かと思う。GPFの演技はSP・FSとも美しかった。ルッツのエッジ、キックジャンプと巻き足が気になってはいる。
羽生選手の4CCのバラード1番も素晴らしかった。もう少し点数が出ても良かったと思う。4期めとなる熟達の演技では悟りの境地!に入っているのか- 4S着氷後アウトイーグル~エッジチェンジ~インイーグル辺りでは目を閉じている。音楽とエッジを感じているのだろうか。
男子初のスーパースラム
4CCでスーパースラム達成ができて本当に良かった。2017年の4CCは羽生選手が優勝すべきだったとジャーナリストも言っていた様に本来3年前にSスラムを達成できていたのだろう。
GPFと全日本の後のモチベーションアップにもつながり何よりも珠玉のバラード1番とSEIMEIを再演できて4CC出場は大成功だった。これでバラード+SEIMEIを韓国で2回演じたことになり何か縁があるのかとも思った。
スーパースラム達成の可能性がある現役選手は少ない。男子では6冠のうち3つ取っている(JGPF、JWC、4CC)宇野選手だけ。チェン選手はJワールドを取っていない。女子ではトルソワ選手とメドベージェワ選手。ジュニアのワリエワ選手もJGPFとJWCを制覇していて可能性がある。
記録といえば- GPスケートカナダで4T+1Eu+3Fを見事に着氷して羽生選手の「世界初リスト」にまた新たな技が加わった。
ビデオ: 2019-10-26 GP-SC Yuzuru Hanyu FS
羽生選手のジャンプは本当に美しい。ジャンプ前のトランジション、離氷の鋭さ、軌道の高さと距離、頭からつま先までの空中姿勢、着氷後の流れと姿勢そしてトランジション- 全てが完璧でその上音楽にピタッと合っている。技術と芸術の完全なる融合。これ以上の演技を見れることは後にも先にもないだろう、といつも思う。毎回が一期一会の演技である。
シーズンワールドランキングとワールドスタンディング
羽生選手とコストルナヤ選手が昨季のWR1位となった。
女子は入れ替わりが激しい。さいたまワールドのメダリストたちの昨季は- ザギトワ選手は32位、怪我で休養中?のツルシンバエバ選手はランク入りしておらずメドベージェワ選手は29位だった。
*ISU情報ページはサイドコラムの 2019/20 Season’s World Ranking からアクセス可能
ワールドスタンディングの方は- ISUサイトでは既に今季2020/21のスタート時にリセットされており2季分(18/19と19/20)のみの表示となっていて昨季終了時点での3季分の蓄積データを見ることはできない。
*ISU情報ページはサイドコラムの World
Standings からアクセス可能
以下は手元に保存した3月初旬(男子は6日付、女子は7日付 )のデータである。ISUの競技スケジュールによればWSとWRにカウントするであろう試合はJWC、WCとB級5試合を残すのみで上位選手についてはほぼ昨季終了時点でのデータと見て良いだろう。
2019/20 Season in Review 記事
4 シーズン記録
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皆さま十分気を付けられて安全に過ごされ健康であられますように。
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